ドヘニーは、アイルランド出身のプロボクサーであり、その戦績と経歴から「ザ・パワー」の異名を持つ超ベテランです。
プロデビュー以来、圧倒的な実力を誇り、37歳という年齢にもかかわらず、彼のボクシングキャリアは進化を続けています。
2024年9月3日、東京・有明アリーナで行われるスーパーバンタム級4団体統一王座戦で、絶対王者・井上尚弥に挑むことが決定しており、その結果が大きく注目されています。
本記事では、ドヘニーの経歴や戦績、そして彼が持つ独自のボクシングスタイルとその強さの秘密に迫ります。
ドヘニーのwikiプロフィールと経歴!
引用元:tjdoheny
テレンス・ジョン・ドヘニー(通称:TJ・ドヘニー)は、アイルランド出身のプロボクサーで、現在オーストラリアを拠点に活動しています。
彼のキャリアは、アマチュア時代に積んだ200戦を超える経験に支えられており、プロデビュー後もその実力を遺憾なく発揮しています。
特に、IBFスーパーバンタム級のタイトルを獲得した経歴は彼の名を世界に知らしめました。
そんな彼のこれまでの歩みと実績を以下で詳しく見ていきましょう。
ドヘニーの基本プロフィールを以下に箇条書きでまとめます。
- 名前: テレンス・ジョン・ドヘニー(通称:TJ・ドヘニー/ザ・パワー)
- 国籍: アイルランド
- 生年月日: 1986年11月2日
- 年齢: 37歳(2024年現在)
- 出身地: アイルランド・ポートレーイシュ
- 居住地: オーストラリア・ニューサウスウェールズ州
- 身長: 166cm
- リーチ: 173cm
- スタイル: サウスポー
- プロデビュー: 2012年4月
- 戦績: 30戦26勝4敗(20KO)
主要獲得タイトル
- IBF世界スーパーバンタム級王座(防衛1)
- WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座(防衛1)
- PABAパンアジアスーパーバンタム級王座
アイルランド出身、プロキャリアのスタート
ドヘニーは、アイルランドのポートレーイシュで生まれ育ち、7歳でボクシングを始めました。
彼はアマチュアボクサーとしても成功を収め、200戦のキャリアを積んだ後、21歳でオーストラリアに移住しプロに転向しました。
2012年4月、ハーストヴィルでプロデビューを果たしたドヘニーは、その後6年間無敗のままキャリアを積み重ねました。
この時期に彼は、PABAスーパーバンタム級のタイトルを獲得し、実力を証明しました。
IBFスーパーバンタム級タイトル獲得への道
2018年8月、ドヘニーは日本の後楽園ホールで、IBF世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑に挑みました。
引用元:tjdoheny
この試合でドヘニーは、巧みなアウトボクシングを展開し、12ラウンドにわたる接戦の末、3-0の判定勝ちを収めて初の世界タイトルを手にしました。
この勝利は彼のキャリアの大きな転機となり、彼の名が国際的に広く知られるようになりました。
その後、彼はこのタイトルを高橋竜平との試合で一度防衛しましたが、続くダニエル・ローマンとの統一戦で敗北し、王座を手放すこととなりました。
ドヘニーの戦績と主要な試合
引用元:tjdoheny
ドヘニーの戦績は、プロボクサーとしての彼の実力を如実に示しています。
彼のキャリアには数々の重要な試合があり、その中でも特に注目されるのは岩佐亮佑とのタイトルマッチとダニエル・ローマンとの統一戦です。
これらの試合を通じて、彼は世界レベルの実力を証明しました。以下でこれらの試合について詳しく見ていきましょう。
岩佐亮佑戦での王座獲得
2018年8月、ドヘニーは日本の後楽園ホールでIBF世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑に挑みました。
この試合は、ドヘニーにとって初めての世界タイトルマッチであり、キャリアの中で最も重要な一戦となりました。
試合では、ドヘニーが得意とするアウトボクシングを駆使し、接近戦を避けつつポイントを積み重ねました。
12ラウンドにわたる激闘の末、3-0の判定勝ちを収め、見事に王座を奪取。
この勝利によって、ドヘニーは一躍世界的に注目される存在となりました。
ダニエル・ローマンとの王座統一戦
ドヘニーの次なる大舞台は、2019年4月に行われたWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンとの王座統一戦でした。
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この試合は、ドヘニーにとってIBFタイトルの初防衛戦であり、同時にWBAタイトルをかけた大一番でした。
試合は非常に拮抗した展開となり、両者ともにその実力を存分に発揮しましたが、最終的に判定でローマンが勝利を収め、ドヘニーは王座を失うこととなりました。
この敗北は彼にとって痛手でしたが、その後も彼はキャリアを積み重ね、再び頂点を目指しています。
ドヘニーのボクシングスタイルと強さの秘密
引用元:tjdoheny
ドヘニーのボクシングスタイルは、彼が「ザ・パワー」と呼ばれる所以を象徴しています。
彼の強さは、サウスポーとしての特性を活かし、攻撃と防御をバランスよく組み合わせた戦術にあります。
このセクションでは、彼のスタイルとその秘密について詳しく見ていきます。
サウスポーとしての強みと戦術
ドヘニーはサウスポー(左利き)としての特性を最大限に活かし、リング上で相手にプレッシャーをかけ続けます。
特に、相手の右手側に回り込むように動きながら攻撃を仕掛けることで、相手の攻撃をかわしつつ、強力な左ストレートやフックを繰り出します。
この戦術は、彼が多くの試合で勝利を収めてきた大きな要因です。
また、彼のフットワークは軽快で、相手に対して的確に距離を保ちながら攻撃を仕掛けるため、相手はなかなか有効打を与えることができません。
攻撃的なスタイルと防御のバランス
ドヘニーのもう一つの強みは、その攻撃的なスタイルにあります。
彼は積極的に前に出て、連打を繰り出しながら相手を追い詰めることが多いです。
しかし、単なる攻撃型のボクサーではなく、防御にも優れており、相手の攻撃を的確にかわす技術を持っています。
これにより、ドヘニーは相手に対して圧力をかけつつ、自身は大きなダメージを避けることができるのです。
この攻防一体のスタイルが、彼の試合における高い勝率に繋がっています。
元世界チャンピオンたちがドヘニーを分析しています!
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